2023年 02月 22日
− 川口美術30周年記念 – 伊藤祐嗣金工花器展 |
30年前にイタリア留学から帰国後の第一作は花器だったと聞いて驚きました。留学中に訪れたギリシアの細長い壺が忘れられず、自身の工房でそのイメージを掛け花生けに仕上げたのだそうです。
以前当店で観た朝鮮時代の朱塗り手燭から着想を得た手燭花器は、装飾と実用の絶妙なバランスが大変人気です。
30年前に千葉と京都で、奇しくも駆け出し時に、花器に取り組んでいた縁を想い、旧作を含め四十数点の花生けを展示致します。
京都で出会った煎茶に導かれた茶托やそのアレンジとして菓子皿など多様皿も楽しく叩き出していますと便りが届いています。
正倉院前所長西川明彦様が親友伊藤氏の金工展にお越しの機会に舎廊房隅で、講話会をして頂ける事になり有難く思っております。
30周年記念展をお楽しみ下さい。
※22日(水)には2階奥、舎廊房隅で大西眞紀子様の煎茶席をご用意させて頂きます。
写真/花曇り花器 撮影/田中幹人
− 川口美術30周年記念 –
伊藤祐嗣金工花器展
2023年3月21日(火・祝)~26日(日)
12:30~17:30予約優先 会期中無休
by kawabi
| 2023-02-22 11:16
| 現代陶人