2020年 03月 06日
【中止】菊池 克 陶迦葉展 |

『友人に長男が産まれたので、お祝いに龍の画を描きました。身辺の出来事や日々の生活に則して生まれた器たちは自然で作っていて楽しいものです。』と添え書きがありました。
生活に直結した作陶生活、陶芸三昧とも言える生活の様です。
それも菊池さんが何事にも正面から取組み、綿密に探求してきた結果得た境地だと思います。国東半島に窯を持った初期の頃土が不自由な土地だから、地質学を勉強して土探しの確率を高めたということもありました。
楽しい心で作った龍文瓶の他、文化の香を感じる食器も佳いし自身が使い込んで工夫した文房具も好いです。久々に茶碗も充実しています。
春は野に出て、庭に出て菊池さんの茶碗でお茶を楽しみたいものです。
写真/龍文象嵌瓶H20cm×W11.6cm
撮影/矢野智雄
by kawabi
| 2020-03-06 15:09
| 現代陶人